環境への取り組み
都市の形成と景観、そして自然環境と暮らしは、すべてが調和するべきと私たち株式会社KIT考えます。自然環境に配慮された認証資材を使用することにより、森林という人類の大きな資産を次世代に確実に引き継ぐ努力を惜しみません。
FSCへの加盟
FSC(The Forest Stewardship Council A.C. =森林管理協議会)は世界中の森林に対して、環境的に適切で、社会の便益を満たし、経済的に持続可能な管理を推進する非営利団体です。世界中の森林が社会、生態系、経済の面で、私たちの権利とニーズを満たし、将来の世代へ欠くことなく受け継がれていくことを目的とし、森林所有者や管理者が社会的、環境的に最良の施業に取り組めるよう活動をしています。
人間は生きていくために森林に依存しています。森は私たちが飲む水を濾過し、空気を浄化してくれます。森林の持つ力こそ、私たち人間はここまで大きく発展することができました。
そんな愛すべき森林には地球のほぼ半分の種が生息していると言われ、その中にはオランウータン、パンダ、トラ、ワシなど絶滅の危機が極めて高い鳥類やほ乳類がいることから、その保護は種の多様性の維持に直結した重要な問題といえます。また、森林減少や森林破壊は炭素排出の2番目の要因とされ、温室効果ガス排出量全体の20%を占めており、未来に残された大きな課題でもあります。
日本では、ほとんどの森林が私有林です。間伐などの手入れが入らない、伐採後の造林がきちんとされないなどの問題が起こっている地域も少なくありません。そして林家が林業で生計を立てることが厳しい状況下にあると言われて久しく、管理を放棄せざるを得なくなった森林が後をたちません。結果、宅地や農地など他の土地利用に転換することもないとは言えません。例えば国交省の実施したアンケートの結果によると、約4割の林家が手入れ不足と回答しています。
責任ある管理がされた森林からの製品への需要を創り出すことにより、未来の世代のために森を守る支援を続けているFSC。実際に、日本では40万ha近くの森林がFSC認証を取得しています。株式会社KITも、FSCロゴ付きの製品を購入することで森林所有者と、彼らが守ってくれている森林に感謝を示し、その事業を継続的に支援していきたいと考えています。